ImpactSystems

電子ボリューム基板の製作

MUSES72320基板

コントローラに引き続き、電子ボリューム本体の紹介をしていきます。

電子ボリュームICはMUSES72320です。MUSES72320はアッテネータのラダー抵抗と、OPアンプのゲイン調整用のラダー抵抗の2段構成です。この基板ではアッテネータ部分の抵抗のみ使用しています。大抵の真空管アンプの入力ボリュームはアッテネータとしての使用と思います。

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回路

MUSES72320基板回路図

回路自体はドキュメントの推奨回路そのものです。ゲイン側ボリュームのピン接続は開放です。

電源電圧は±15Vとしました。OPアンプの電圧と共有しています。真空管アンプへ入力する時はもう少し大きくスイングさせたいところですが、MUSES72320の絶対最大定格が±20Vであり、OPアンプのMUSES8920は±18Vです。ここは安全をみて、±15Vで設計しました。CN1の3pin端子から入力した電圧はMUSES72320を経由して、CN5,CN8の端子に左右別々に行きます。アース(GND:グラウンド)はMUSES72320の6,12pinを一点アースとしています。Phono端子から入力した信号も、ここで共通化してリターンします。感電防止の為に電源のグラウンドは整流基板側でシャーシに落としています。コントローラ(デジタル側)のグラウンドもMUSES72320のデジタルGNDと接続後、アナログGNDへ接続して信号レベルを合わせています。

ICの接続はできたものの、パターン化において悩んでしまいました。MUSES72320には片チャンネル当たり4本のアナロググラウンドがあります。それらをどのように一点アースすれば良いのでしょうか。ドキュメントでは大、中、小の電流量があるように書いてあります。しかしどれがどの入力に対するリターンなのかは書いてありません。大L_REF(6pin)/大R_REF(11pin)が一点アースの側にならざるを得ないのですが、内部の接続イメージ図ではゲイン側ボリュームに近いピン配置になっています。そうするとアッテネータ側ボリュームのグラウンドは小L_REF(2pin)/小R_REF(15pin)に決まってきます。という事で26pin(23pin)入力のリターン側として2pin(15pin)を暫定採用してパターンを引いてみました。間違ったところで共通インピーダンスの影響は大きくないだろうと思います。