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C3gの簡単な剥き方
金属(アルミ)に覆われているC3gですが、中身はどうなっているのか興味のあるところです。ヤスリでガラスに傷を付けないように慎重に、金属の外装を削って中身を取り出すと綺麗なかわいい球が出て来ました。これは良い、と2、3個そうしたところ、1個ガラスに傷を付けて失敗、しかも時間がかかります。暫くあきらめていましたが、簡単な方法が解りました。実はこれ、C3g単段パラプッシュアンプを作成後、8個も剥くことを悩んだ結果です。
動画を作成しました。こちらも参照してください。
中身の例
C3gの中身はこんな感じです。袴は付けなくても良いのですが、空気抜き管が細くてこれををぶつけて壊しそうなので、この写真では再利用しています。7C5のような感じになりました。
ニッパーでコジる
ニッパーの刃先を袴の圧着部分に当てて曲げを起こしていきます。用途外にニッパーを使うので刃先がこぼれても構わないニッパーを使ってください。
ちょっとずつ
ちょっとずつ引き起こしていきます。昔の缶切りの気分で。
全周コジったら
1周するのに1分もかからないでしょう。
簡単に取れます
後はポロッとこんな感じです。中身を落とさないように取り出してください。袴の再利用はお好みで。ピン番号が解らなくなったらヒーター位置で判断してください。ピンの根元は全てが丸では無くて、1本は位置決め用に形状が変わっています。
脱け殻
ヤスリで削った苦労は何だったのか、あっと言う間にこんなに剥けました。綺麗なC3gが出て来ますが中には空気が入って昇天しているものがありました。シリアル番号は行方不明になるので、シリアルを大事にする人はこんな事をしないでください。これらはあくまで個人の責任の元実施してください。剥いたらもう以前と同じには戻りません。