ImpactSystems

モータテストベンチの制作

BL側から見たベンチ

三相ブラシレスモータのドライブ方式としてベクトル制御があります。ドローンのカメラの スタビライザーにもブラシレスモータが使ってあります。ドローンの場合、ブラシレスモータを ステッピングモータのように駆動して位置決めをしているので、取得したい制御ではあります。

DCモータ側から見たベンチ

ブラシレスモータとして、Turnigyの 4206 530kvを購入しました。
本来ドローン用で、プロペラ用のアダプターが付属していましたが、DCモータとカップリング しにくかったので、M3ネジが使えるようにホルダーも自作しました。

BL側から見たベンチ反対側

負荷のDCモータは仕様の解っているものが良いと思いますが、とりあえずは廃棄プリンターから 取り出したモータを使用しています。MABUCHIの540クラスと取り付けサイズは同じでした。大きさも ほぼ同じです。

部品構成

モータマウント540

540タイプDCモータ用のモータマウントです。
540DCモータは前面2個のM3ネジで固定できますが、60°間隔で楕円穴を開けています。 ラジコンカーに使用するモータには多分冷却用と思いますが穴が多く空いています。前面にも 空いていますのでその対策も兼ねています。

モータマウント540裏面

表面のM3ネジ穴はザグリ加工しています。また表面のみR面取りしています。裏面は単なる平面です。

垂直固定台ST

モータマウントをアルミフレームに固定するためのPOMブロック(垂直固定台ST)です。 フレームへの固定は2個で十分かと思いますが、一応ザグリ加工で3個穴あけしています。
アルミフレームでなくても、MDFなんかにも固定できます。

マウント組み立て

モータマウント540を垂直固定台STにM3ネジ3個で取り付けます。

モータ取り付け

アルミフレームに取付けました。540モータは前面のネジ穴を使って取付けます。

モータマウントBM_A

ブラシレスモータをモータマウント540に取り付けるマウントです。モータの固定を 120°ピッチに変換し、M3スタッドで適当に嵩上げして取付けます。

モータマウントBM_A

長さ10mmのスタッドを使用した例です。

モータホルダBM_A

今回のブラシレスモータの軸側に取付けるハブです。

モータホルダBM_B

上記ハブとペアのハブです。M3L20のなべ小ねじを付けて軸径を変更します。

Turnigy 4206

Turnigy 4206の軸側には短い軸が付いています。プロペラアダプターの中心穴にはまるようになっています。 軸としてはこのままだとちょっと短い感じです。

BLモータユニット

モータマウント、ハブを取付けました。無負荷でしたらこのままでもいい感じです。

モータマウントST

42mm角のステッピングモータ用のマウンタです。 青色POM材、t5.6を使用しました。

仕様

モータマウント540の寸法

モータマウント540の寸法図です。POM材 t5.0を使用しています

垂直固定台STの寸法

垂直固定台STの寸法図です。固定用のM3穴はピッチ20mmです。POM材 t5.0を使用しています

モータマウントBM_Aの寸法

モータマウントBM_Aの寸法図です。ブラシレスモータをモーターマウント540に取り付ける為の アダプターです。M3のスタッドで高さを調節します。

モータマウントSTの寸法

モータマウントSTの寸法図です。42mm角のステッピングモータ用です。

注意

各仕様は予告なく変ることがあります。
頒布できるものはBASEのSHOPに置いてあります。
ただしBASEは代引きができませんので、代引き希望の方は"お問い合わせ"のページより連絡をください。折返し 価格、手数料等お知らせします。

材料は切削性の良いPOM材を使用しています。基本t5.0やt10.0等厚さを調整したものを購入していますが、 そうでないものもあります。

材料の切削屑が残っていることがあります。CNC加工の上面は基本R面加工してバリを取って いますが、取り残しがあるかも知れません。上面以外は簡単なバリ取りしかしていません。忘れていることが あるかも知れません。

免責事項

本装置の使用による損害、使用不能から生ずる損害、事故による損害、または事故責任等に関し 弊社は一切責任を負いません。自己の責任において十分注意して安全に御使用ください。