サウンドッチ#5
サウンドッチは、草むらに落ちた、あるいは不時着させた機体の位置を大音量で知らせます。旧作のサウンドッチ#4の部材が入手出来なくなって久しいのですが、ワンダーキットで代わりになる部材をみつけました。商品名はハイパワーサイレン2となっており、DC12V時に108dBです。これを分解し、自作の基板を組込んでサウンドッチ#5を制作しました。前作より背が高いので使いにくい面もありますが、接地面積は小さくなっています。また底は平面なので両面テープで機体に取付けし易いとは思います。
このサウンドッチ#5はハイボルテージに対応しています。電源電圧は絶対最大+14Vなので余裕です。また、使用上の注意として、非常に大きな音が出ますので、絶対に耳に近づけて鳴らしたり、閉鎖空間で鳴らしたりしないでください。聴覚機能に障害が発生する恐れがあります。
操作は従来と同じです。送信機のレバー操作で鳴り始めます。また、タイマー機能によりサウンドッチ#5に電源が入ってから、つまり受信機電源をONにしてから約30分すると、自動的にブザーが鳴ります。普通の飛行機あるいはヘリコプターは30分フライトする事は無いだろうと思います。せいぜい長くても20分として、調整を加えても30分で十分だろうという考えで、30分のタイマー設定に固定しています。
使い方
サウンドッチのコネクターを受信機の空きchに挿入します。例えばギアchに入れたものとして、いつもどおり送信機、受信機の順に電源を入れます。この時、受信機に電源が入った時のレバー位置の反対側にレバーを倒すと、ブザーが鳴ります。うまくいかない時はATVをチェックしてみてください。動作範囲は+100%,-100%に設定すればOKです。実際には、-100%の位置で電源が入ったとすると約-80%程度から上で鳴り始めます。
ブザー音はピッピーの連続ですが、この区切り時に受信機信号を読み取っているので、スティック(レバー)位置の変化と音のON/OFFは多少ディレイがあります。つまりレバーを切り替えてもすぐには反応しませんので、動作開始に一呼吸あります。
もしも受信機の電源を先に入れると、この時もブザーが鳴ります。これは送信機が電波を発射していないので、受信機は信号を供給していないからです。受信機の電源を一旦切り、送信機の電源を入れてから、改めて受信機の電源を入れ直して下さい。
また、タイマーの電源が入ってから約30分が経過すると自動的にブザーが鳴り始めます。この時このブザーを止めるには電源SWをOFFにするしかありません。つまり、送信機の電源を切っておいても機体捜索が出来ます。それと受信機の電源切り忘れ防止にもなります。
電池の接続、受信機へのサーボコネクタの接続はしっかりと確実にしてください。墜落や衝撃により電源の供給が断たれると音は鳴りません。
免責事項
サウンドッチはいつも機能するとは限りません。墜落時のショックで電池がはずれたり、コネクタがはずれたりするとブザーはなりません。また、周囲の騒音が大きいとブザーの音が聞こえない事もあります。つまりサウンドッチは機体の発見を100%保証するものではありませんし、損害の責を負うものでもありません。ただ、無いよりはあった方が発見する確立が高くなるでしょうし、それまでの時間を確実に短くしてくれるでしょう。単にそれだけのグッズですので、各自フライト前の調整、点検は怠り無くしてください。
本装置の使用による損害、使用不能から生ずる損害、事故による損害、または事故責任等に関し弊社は一切責任を負いません。自己の責任において十分注意して安全に御使用ください。